今後も需要が大きく成長していく業界で、屈指の複雑さをもつ機械の設計に携わることができる点に魅力を感じて入社を決めました。多様な休暇制度やワークライフバランスの良さなど、長く安心して働ける雰囲気なども後押ししました。最終的には懇談会に出席していた上長の話に惹かれ、その人の下で働くことで設計にとどまらない技術者としての考え方など、多くを得ながら働けると感じたことが決め手となりました。
CADを使用して、半導体露光装置といわれる、半導体製造に必要な機械のユニット設計、図面の作成などを行っています。半導体露光装置は非常に大きく複雑な機械ですので、設計にあたっては多くの知識量が求められますし、加工・組み立ての難易度にも考えを巡らせなければ良い設計にはなり得ません。広範囲に気を配り、知識を常に広げながら、不足している部分は先輩方に相談しつつ業務にあたっています。
配属されて間もないころは、自身の担当した部品周りの知識しかなくとも、少しずつ担当する範囲と比例して装置全体を俯瞰しての理解が深まっていくところにやりがいを感じます。また、ただ言われたことをこなすだけでなく、なぜそうなのかを突き詰めていける楽しさもあります。すべての設計には根拠があるため、一つ一つの小さな設計の変更が組み合わさってユニットが変わっていく様を目の当たりにできることは、ほかではなかなか味わえない設計の奥深さではないかと思います。
半導体露光装置のユニット設計・開発を行っています。研修制度が充実しており、グループ会社の垣根を越えて設計に携わる新人のための研修が用意されていますし、先輩方も初歩的な質問から専門的な内容までとことん教えていただけるので、たくさんの知識や視点を吸収して成長していける職場です。
退勤後は、学生時代から生活を共にしてきた猫とのんびりして過ごすほか、星空撮影にでかけたり、イラストを描いたりしています。いずれも学生時代から続く趣味ですが、定時が早いおかげで以前と変わらず没頭する時間が取れています。
「他のことがどれだけ面倒でも、自分が得意なものを見つける努力だけは絶対に必要である」
在学中に母校へご講演に来ていただいた技術者の方の言葉です。私の場合はCADがこれに該当したわけですが、たとえば絵を描くことが製図に活きる、といったこともありました。興味が持てるものや打ち込めるものを見つけて、とにかく色々な経験を積むことで、一見価値が見いだせないようなことであったとしても、きっと将来自分の役に立つ時が来ます。